スタッフSです。

今日は本の「カバー」の保護の仕方についてお話します。

つるつるとした材質で、うっすら透けた白い紙。そんな紙がカバーにかぶせられている古本を見たことがありますか?
見たことない、という方もいるかもしれません。
今回の記事で使う「カバー」保護の方法は、そんな人によっては馴染みがないかも……な「パラフィン紙」です。

どうしても時間が経つことによって、汚れたり、傷んでしまう本のカバー。
それでも大切な本を綺麗に保管……
または、すでに汚れてしまったカバーを少しでも綺麗に見せたい。
そんなときには、パラフィン紙で保護してあげるのもひとつの手ですよー。

パラフィン紙(もしくはグラシン紙)とはどんなものか? ちょっとわかりづらいですが、こちらに写真を用意しました。

人生劇場

人生劇場

右がパラフィン紙でカバーを保護してある本です。
うっすらと白っぽく透けているのが伝わるでしょうか……

これは一体なんのために着けるものかというと、
カバーのヤケ(蛍光灯や太陽光による日焼け)対策だったり、状態の悪いカバーを綺麗に見せたり、様々な意味があります。

このパラフィン紙、どこで買えるかというと、amazonで売っています。
検索するとすぐに出てきます。
大体、
文庫・新書・少年漫画サイズ・青年漫画サイズ はSサイズ
ハードカバーの本、完全版の漫画サイズ はLサイズ
を使うとちょうどいいと思います(本によっては違うかも……)

実際につけているところを写真に撮ってみました。

パラフィンをひろげる

広げたパラフィン紙の上に、本のカバーを外して乗せます。
このときに、上と下の余り・右と左の余りが均等になるように、真ん中に位置取るように調整します。

パラフィン紙の上を折る

パラフィン紙の上の部分をカバーにあわせて、まっすぐ折ります。
一度折り目をつけると、そのまま折れっぱなしになるので、できるだけまっすぐ水平に折ります。

パラフィン紙の下を折る

今度は下をカバーにあわせて折ります。
このときのコツは、下側のパラフィンを引っ張って、カバーにくっつけながら折ることです。
下側のパラフィンを引き上げながら折ることで、上側の折り目とカバーの隙間が消えて、ぴちっとキマります。

ここまでやったら、本をカバーの上に置きます。
本が重しになるので、手を放しても安心です。

カバーのそでを広げる

カバーのそでを広げます。
パラフィン紙が邪魔で広げにくいと思いますが、そっと引き抜いてあげれば大丈夫です。
また、このときにも本を乗せたままにしておくと、パラフィンすべてがめくれて大参事! なーんてことにはなりません。

そでを広げたあとは、上下をそでにあわせて折り目をつけなおしてあげるとイイです。

本をスライド

本をそでと表紙の折り目にあわせてスライドさせます。
ここもきっちり場所をあわせてあげると、仕上がりが綺麗になります。

本をスライド

上の画像のように、表紙だけ開いた状態にします。
カバーのそでをくるんと折りたたんで……

本をとじる

ぱたんと本を閉じます。
パラフィン紙がよれてしまわないように注意します。

反対側も同様に……

そでを開いて、折ります。

これで完成です!

こちらは完成後のカバー。

パラフィン紙でつける前(↓)と比べると、白っぽく、汚れが目立たなくなっているのがわかると思います。

折り紙をしているみたいで、着けるのもちょっと楽しかったりして。

普通の紙で上のやりかたでオリジナルのブックカバーを作ってみるのも面白いかもしれませんね。
コピー用紙だとゴワゴワしちゃうと思うので、もっと薄い紙で。
紙の質、インクによっては大事な本自体が汚れてしまう可能性があるかもですが……