本の保存には みかん箱などに横積みにして保管するのが安全ですが、必ず横積みにしましょう。

背中を上にして箱に入れてはいけません。

と、言うのも 実際のところ、背中を上にして箱に入れている方がほんとうに多いのです。

いつか開けてみる時に 探しやすいようにとのことでしょうね。それは よくわかります。

でも、変形して曲がってしまった本は 残念ながら なかなか元には戻りません。

イザ売ろうとしても 値段さえ付かないほど悲しい状態になってしまうことも 決して珍しくありません。

しかし、もしこれが和紙を使った本だったら 大丈夫。

霧でも吹いて アイロンをかけたりするだけで ほとんど元に戻すことが出来ます。

それは西洋紙と和紙の特徴に違いがあるからです。

みなさんは 和紙の本をご存知ですか?

習字の半紙のような紙を本の状態にして 紐で綴じて 西洋の本と同じ状態にしてあるものがあります。

その他に 仏教のお経を書いたもので、長い紙を上下にずーっと折り続けたものもあります。

今普通に本と呼ばれるものの状態ではないものも、和本と呼ばれるようです。

でも 西洋紙と違って 和紙は虫に弱いのです。

特に 紙魚と呼ばれる小さい虫がすぐに付いて 紙はすぐに食べられてしまいます。

昔の本で 虫食いだらけでボロボロになっているものは この虫が原因です。

西洋紙は割合この虫が付くことが少ないのですが、その代わりに形が変形したりしたときは始末に悪いものです。

本にもある長所を活かして 短所をおぎなって 保存していただければ良いと思います。